なめくじと七味かわはぎ
「なめくじ」
とわたしが言うと
「かわはぎ」
と旦那が言った。
この「なめくじ」だか「かわはぎ」だかのくもは
対抗する私たちの会話を長引かせていたけれど
しばらくしてわたしを襲ったのは
多少の敗北感......。
あら、なんか......色が......
「七味かわはぎ」的な......。
いやいや、まだまだ「なめくじ」も健在であります!
「なめくじ」と「七味かわはぎ」が混在する空も
刻々と変化を見せて
一日も夜が近くなれば
その前の姿なんか忘れてしまうほど。
陽はまた落ちて
そしてまた、朝が来るの繰り返し。
時間は巡って
「なめくじ」は?
「七味かわはぎ」は?
また次の日には違うくもがやって来ます。